開墾しました

新しく農地(というか耕作放棄地)を紹介頂き、10月から意を決して梅を植える場所にすることとしました。
写真右側の森になりかかっている林^^;

写真ではわかりづらいのですが、手前の道路から農地の地面までは3mくらい落差があるため、雑木たちの実際の樹高は6mくらいあります。

もともとみかんを栽培していたとのことですが、10年くらい放置していたようで、今やみかんは影も形もなく、雑木たちは威勢よく伸びています。どこまでが敷地なのか・・・境目をはっきりさせないと。

雑木を切り倒しまくります。奥からは笹薮が出てきたので、こちらも切り倒しまくり。
なんとなく全体象が見えてきました。払っても払っても、払いきれない笹薮が超厄介。そしてしっかりと根を張っている雑木の根っこは残ったまま。乱雑ですがここまで二人がかりで丸一日。

無数に生えている根っこを伐根するためにはユンボしかない!
お世話になっている農家さんからお借りしてわっせわっせと掘り起こします。
ユンボのバケット先端で切株を揺さぶったときに、地中の根のどこに応力が発生しているのかを視覚と感覚でつかみ、次いで応力集中部位付近の地中に爪を差し込んで、グイッと手繰り寄せる。予想通りに事が運ぶと見事にバケットが根っこをつかみ上げる。この感覚・・・そう、UFOキャッチャー・・・笑。

それでも抜けない根っこは、人力シャベルで周囲の土を掘っていくしかないのです。
しかしこれだけ土を取り除いても墜ちない根っこもあります。その佇まいはさながら空中要塞。いや、連邦のソーラ・システムで焼かれたソロモンか・・・。
そしてジオンの残党、じゃなかったその他の雑木、笹の伐根をひたすら続けます。

そして梅の苗を植える所は全て、笹の根も含めて全て伐根致しました。
ここまで延べ4日間。ユンボに座り過ぎて&雑木を運び過ぎて、若干腰痛気味。
農地面積は大体5畝(0.5反)くらいでしょうか。思ったより広いですが、お隣に植えてある樹(写真左側)が農地の西側にあり、午後早い時間から敷地に日影が出来てしまいます。ここは今後交渉しながら、高さを下げさせてもらうしかないかな・・・。
一旦苗は日当たりが良さそうな場所にまとめて植えて、しばらく育てることにしました。

切り倒した雑木や笹、抜き取った根っこは周辺部に積んであります。スタジアムのスタンド最上段から眺め下した様子にちょっと似ています。いずれチッパーを持ち込んでチップにして、堆肥化し、この土地に返していきます。

「大変なところに手をつけちゃったね~」とニヤけながら話しかけてくる農家さんもいれば
「ここ綺麗にしてくれてありがとうね」と話しかけてくる近くのお母さんもいます。
新しい土地で新しいことを始めると、新しい人とつながります。
隣の敷地の方は開墾作業の合間に差し入れを下さるようになり「木の高さを落として良いよ」と言って頂きました。
貸して頂いた地主さんは「いやー、こんなにきれいになるなんて」と感謝頂きました。

週末に苗を植えてから、育って実がなって出荷出来るようになるのは3~5年後ですけれど
苗木と共に、この土地の近隣の方々とも良い関係を育くんでいきたい、と思い直した開墾でした。

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