大雨に思うこと

7月3日に熱海で大規模な土石流が発生し、大きな被害が発生したニュースが流れました。
その後も連日各地で大雨などによる特別警報や被害映像が連日報道されております。

同日に小田原の曽我エリアでも、あるみかん農家さんの果樹園で大規模な土砂崩れが発生しました。
人的な被害は免れましたが、一町ほどの面積(山肌全部、という感じです)の山肌ごとみかんの樹が流されてしまいました。


数年~数十年手塩にかけて育ててきた果樹が一夜にして流され埋もれてしまう・・・惨状を目にした時の農家さんの心情を思うと、復旧支援しながらもかける言葉が思い浮かびませんでした。現在も自宅には戻れず避難先で生活しながら、果樹園の復旧をされています。

ベテラン農家さんに聞くと、50年前から比べ梅の収穫期は一か月ほど早くなったと言います。昔は梅雨時に収穫だったと。今年は、梅雨が始まる前にほぼ収穫が終わってしまいました。昔は関東が北限だった柚子は今や北東北まで栽培地が北上していますし、小田原のホームセンターではドラゴンフルーツやパパイヤの苗を売っています。

そんな中、先日発表されたIPCC第6次報告書の内容がニュースになっていました。
「IPCCは、地球温暖化の科学的根拠をまとめた作業部会の最新報告書(第6次評価報告書)を公表。「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない。大気、海洋、雪氷圏及び生物圏において、広範囲かつ急速な変化が現れている」と強い調子で、従来より踏み込んで断定した。さらに、「気候システム全般にわたる最近の変化の規模と、気候システムの側面の現在の状態は、何世紀も何千年もの間、前例のなかったものである」と指摘した。」 (8月9日付けBBCニュースより抜粋)

気候変動に関する政府間パネル第6次評価報告書 第1作業部会報告書(自然科学的根拠)の公表について
https://www.meti.go.jp/press/2021/08/20210809001/20210809001.html
(経済産業省HPより)

人口減少、シンギュラリティ、新型コロナ、気候変動、インフラ劣化・・・
今までの時代になかった話題が目白押しの時代です。

私たち人類はまだ当面の間、この地球以外に住む場所は無いですから
変に背負い込み過ぎず、でも私も当事者であることも忘れないように。

丁寧にやれることをやっていこうと思います。

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